たとえば、こう暮らす

家は暮らしの器、
いちばん身近な生活環境です。
どんな家に住むかで、
暮らし方も変わっていきます。
四児の母として、綾部智実が自然な暮らしについて書いてます。
2008年3月16日

竈と手前味噌

先月末、ようやく味噌を作る時間を作り今年の味噌が完成しました。久々かまどの登場です。火力が強く早く大豆が煮えるのです。薪をくべながら、ほんとうに長い間がんばってくれているなあと感心してしまいました。そうそう45年も美味しいものを作るのに働いてくれているのです。つい先日10数年使ったガスコンロが壊れてしまい新しいものに交換しました。確かにガスコンロの耐用年数は10数年がいいところなのでしょうね。ガスコンロが普及して姿を消していってしまったかまど、でも大切に使っていけば耐用年数は計りしれません。こんなエコで味のある調理機器、子供たちに残してゆきたいものの1つです。さて我が家の手前味噌は、梅雨前に天地返しをし、11月頃から食べ頃の予定です。今年はどんな味になるのでしょうか。


2008年1月30日

訳もなく千切り

結婚して初めて購入したのがこの包丁、私の好きな町の1つ合羽橋の刃物店鍔屋さんのもの。ふらっと入ったお店で包丁をさがしている旨を話すと「何用に使うの?」と店主らしきおじさんに聞かれ「家庭用に」と言うと「じゃあこれで充分」と有無を言わさずにこの包丁をディスプレイから出してくれました。正直包丁の事は何にも分からなかったのでおじさんの言葉を信じて購入。握りやすさ重さのバランスも良く、鍔屋のおじさんに感謝です。最近切れ味が悪くなったなと感じていましたそれもそのはず、購入してから約8年一度も研いだことがなかったのです。包丁の研ぎ方も分からなかったので、主人に相談してみるといつも大工仕事で使っている砥石を持ってきてくれ、包丁研ぎが始りました。試しにキャベツを切ってみると切れる切れる面白いように切れる、そういえば栗原はるみさんの料理本の中で訳もなく千切りが好きという文を思い出して、きっと栗原さんの包丁も切れ味がよかったんだろうな。大工の研ぎは一生といつも主人が言っていました。毎日ご飯を作る主婦も研ぎは一生かもしれませんね。そろそろ研ぎ方を教えてもらおうと思います。切れて切れて楽しくてキャベツににんじん、ごぼうに大根の千切り、千切り料理が続きます。千切りのシャキシャキ感がたまらないですね。2008/01/30


2007年10月9日

干す

朝晩涼しくなり、コスモスも咲き始め、ようやく秋らしくなってきましたね。昨日は子供達と祖父母たちとでさつまいも堀をしました。かまで芋のつる取りから始まり、万能(農機具)でさつまいもが植わっている回りを掘りながら、芋を傷つけないようにいもを掘りだす作業、難しいです。大人達は真剣に作業をしていますが、いつのまにか子供達は芋掘りには目もくれず、3人でどろだらけになりながらどろんこ遊びです。さて今年のサツマイモの出来は太っちょさんが多く上々の様です。味はというと、直ぐには食べられません。何日か天日に干して甘くなるのを待ちます。
干すといえば、今日、今年家を建てるお施主さんが、材木の桟積乾燥の手伝いにいらっしゃいました。うちの家づくりはお施主さんにどんどん参加して頂いています。やり馴れない材木運びなどお疲れになったと思いますが、きっといい思い出になることでしょうね。07/10/6