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木の乾燥(どちらを選ぶ)
木は乾燥していた方が良いと言われ、法律でも含水率が決まっていますが、注意しなければならない点があります。

写真の左側が、KD材といわれる高温乾燥材、左側が天然乾燥材です。
それぞれの特徴はというと、
KD材(高温乾燥材)の特徴
・色がくすんでいる
・内部にヒビがあり、表面には無い
・短時間で乾燥できる
天然乾燥材の特徴
・色がきれい
・表面にヒビがあり、内部には無い
・乾燥に半年~2年かかる
柄が命の伝統的構法では、内部にヒビが出にくい天然乾燥材が素材として向いています。
次の写真の様にKD材を組んでいたところ内部のヒビが広がり2つに割れてしまいました。
一番下の写真はKD材に長柄をつくったもの、半乾き材で代用しこの材の使用はしませんでしたが、こんな材が流通している事は怖い事だと感じています。隠れた瑕疵に該当しそうです。



皆さんは家をつくられるときどちらを選ばれますか。
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参加してみる
自分の住む家を良く知る為には、一緒になってつくってしまう事が手っ取り早い方法の一つです。もちろん参加しにくいと言われる大工工事も参加することができます。只今刻み中の住宅は毎週土曜日建て主さんが手伝いにいらっしゃいます。建て主さんと職人が共に手を取り合いながら家づくりを行う事は、今、住宅業界で最も欠けている「つくる」という行為の重要さを再認識させます。職人の方も、見られている緊張感を感じながらの作業です。建て主さんに取っては、何物にも代え難い貴重な体験だと思います。住んでからもずっと自分が参加した家づくりの事を語り繋いで行く事でしょう。より長く残ってほしいと思う気持ちが結果的に長期住宅になるものだと感じます。
写真のノートは51年前の普請帳です。子供の頃家づくりに参加された現住まい手さんは、今でもこのノートを手にすると熱く当時の様子を語り始めます。私の祖父が携わった仕事を建て主さんから聞ける事はとても幸せな気分になります。
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松の皮むき
地松梁の皮剥がしの様子です。今シーズンの松太鼓梁は、皮を剥がして磨き仕上をしてみました。

20MPクラスの高圧洗浄機に回転ノズルを付けて一気に鬼皮を剥きます。あま皮がほぼ取れた状態で金たわしとパームたわしで残ったあま皮を取り除きます。水で洗浄し、タオルで拭き上げると写真の様になります。荒ヌカが用意できなかったので、代りにたわしで磨いています。枝付きの丸太などもきれいに剥き上がります。1本出来上がる迄に90〜120分くらいかかりました。すぐに風通しの良いところで乾かし、雨がかからない様に自然乾燥します。使うのは1〜2年くらい先です。


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山の木々の行方
山を見渡すと豊富な森林がいつまでもあるかのように思えます。
今、多くの森林所有者は、世代交代を機に林業を離れているそうです。先祖から受け継いだ資産としての森林意識は薄れ、原木のバイヤー達からの買い付けに対し、木の家を造るための無垢の材料にではなく、合板や集成材、燃料チップへと続くルートへ材料が大量に流れているそうです。
素材の持ち味を生かし、自然との共生を考えながらの家づくりは、ますます造りにくくなる事が予想されます。耐震化という表向きの表現に、合理化材料による短命化や経済至上主義が隠されている事を生活者である建て主の方々やつくり手達は知る必要がありそうです。国が奨めるストックとなりうる超寿命住宅のお手本が古民家であるように、私たちは将来を見据えた真実を知る必要があるでしょう。
山や林業の原状を市民皆が考え、日々の生活や住まいづくりのときに考える事や市民運動として結束する事の重要性を痛感しています。
今年から来年にかけ様々な団体が、シンポジウムやセミナーなどを開催していく予定です。こちらのサイトでも可能な限り紹介していく予定でおりますので、地球市民としての皆様のご参加をお願い致します。
写真は、建築や林業の関係者が木の文化の再構築を討論をしている様子です。(around40'sの集まり)

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ゴミになる家と人の心
日本の住宅環境は、最近大きく変わってきていますね。見渡す限り〜風の家ばかり。現地に行ったことがある人ならば、本物との違いは分かるはず。正直なところセンス無い建築屋と依頼主が多すぎますね。空の色と全体の統一をもう少し考えましょう。良識ある設計の方はインテリアは自分のため、外観は周辺の人のため設計をしましょうと話されます。もっともだと思います。漆喰や無垢の木を使用すると、道行く人皆優しい表情になりますね。有機的素材は人の心を癒すのでしょう。逆に無機的な素材は人の心を閉ざしてしまうのかもしれません。
いずれ家が寿命を全うしたとき、もう一度使いたいと思うか、捨ててしまいたいと思うか。このあたりも大切だと思います。ゴミ大国日本はみんなで作り出してきたものです。もちろん私も気をつけたいと思います。
いずれ埋め立てゴミになる家に住むことと、再利用される素材に囲まれた家に住むことは、価値観の違いが大きく違ってくるはずです。優しく接しなければならない素材に囲まれていることは人の心を優しくし、人に対しても優しく接することが出来るようになるはずです。
警戒心をいつも抱きながら生活しなければならない今の日本。皆で変えてみませんか。私は素材から優しさを持つ心を伝えていきたいと思います。
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