たとえば、こう暮らす

家は暮らしの器、
いちばん身近な生活環境です。
どんな家に住むかで、
暮らし方も変わっていきます。
四児の母として、綾部智実が自然な暮らしについて書いてます。
2018年3月7日

シンボルツリーのお引越

あちらこちらで、待ちに待った春らしさを感じる季節になりました。我が家の梅の木々もやっと満開を迎えました。

さて、今回は梅の木ではなく、弊社HPを飾っている満開の桜の木の話です。先月桜の木を数メートル先へお引越し、植木屋さんに剪定移植して頂きました。植木屋さんは、私の弟で家業の造園業を継ぐ4代目でもあります。弊社で造らさせて頂いた新築の家の植栽もお願いしています。

作業場前のコンクリート床の横に植えてあったのですが、ここ数年で隣接している側溝が桜の根の成長で持ち上がってしまいました。そこに何があっても生き続ける木の生命力、したたかさを感じます。このままでは桜にとっても作業場にとってもマイナスにしかならない為、今回のお引越しとなりました。

主人が小学生だった頃からある桜の木、となると樹齢40年位でしょうか?満開の時期、家の敷地に入ると眼線の先には淡い桃色の花びら、和ませてくれる我が家のシンボルツリー的な存在。

剪定して頂いたので、床屋さんから帰ってきた子供達の様にすっきりしましたね。この木は子供達がよく登ったり、基地の拠点にもしていた木、子供達が大人になった時にどんな気持ちでこの木を見てくれるのかなと考えるだけで気持ちがワクワクします。

桜にも寿命はあります。弟曰く、まだまだこの木は数十年寿命はあり、根がきちんと付くまで2年以上はかかり、今年は満開にはならずポツポツだろうと。満開の桜の下、美味しいごはんと共に、お花見出来る日を楽しみにしばし待ちたいと思います。2018/3/7