川越の工務店として

地元 川越での家づくりをもっとしていきたいと思っています。

近くに信頼できる大工棟梁が居て、家づくりの相談ができる。台風や地震の時には様子を見にきてくれる。家族構成が変わったら、建替の相談もできる。代が替わってもそんなおつきあいが続くのが日本の本来の家づくりでした。

綾部工務店も「川越の地域工務店」として、近隣の家づくりのお手伝いをさせていただけたらと願っています。すぐには家づくりのご予定がなくても、あれこれ迷われている中でのご相談や小さな改修ごとでも、もちろん結構です。気軽にお声かけください。

Q 綾部工務店は伝統構法ということですが、敷居が高いです。

伝統構法と聞くと社寺や数寄屋建築をイメージする方もあるかと思いますが、綾部工務店では、ごく普通の住宅を造っています。国産材を大工職人が手刻みし、木組みの技で組上げるという、昔ならあたりまえだったやり方が今では「伝統構法」とよばれるようになってしまいました。日本の気候風土や暮らしに合ってきたからこそ、長く伝わってきた職人技術なのに、最近では経済効率、法律面、インスタント志向など、数々の要因から家づくりの中では少数派になっています。「おばあちゃんちの縁側の陽だまりで遊ぶのが好きだったなあ」「暑い夏の昼下がり、風通しのいい板の間で昼寝するの気持ちよかった」「木の柱のところで背比べしたな」そんな自然な暮らしの良さを、現代の生活に合うような形でアレンジした家づくりをしています。お気軽にご相談ください!

4人の子育真っ最中、私、綾部智実が、みなさんのギモンにお答えします。

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「もっと早く知っていたら・・」という声を、地元のママ友からよく聞きます。木の家づくりのよさをぜひ、多くのみなさんに知っていただきたいです。日常で感じたこと、みなさんにオススメしたいこと「例えば、こう暮らす」のブログで綴っています。

Q 量産住宅とくらべると、コストが高いのでは?

綾部工務店では、国産材・手刻み・木組み・漆喰塗りの伝統構法を基本仕様としています。坪単価でいうと、75万円台〜となります。この金額でプランはご家族様と相談してつくりあげた、動線も意匠も構造もきちんと一から設計するオリジナル、施工面では、無垢材を大工が手刻みした伝統構法の家を建築することが可能です。壁を土壁に、足元を石場建てにと、仕様や仕上げのグレードなどを上げていけば、それに応じて坪単価もあがっていきます。

中心価格帯:坪75〜100万
木組シンプル複雑
材径4寸角(通し柱4.5-5寸角)5寸角(通し柱6寸角)
ラス下地漆喰塗り(一部施主施工) 土壁下地漆喰塗り
建具フラッシュ建具無垢の木製建具
屋根ガルバリウム鋼板
つくりつけ家具少ない多い
風呂ユニットバス無垢板張り浴室

家族4人で収納十分な広さとして33坪(100平米)での建築工事費で2500万〜(設計料8%・ガス工事・地盤改良・外構・税別)ぐらいです。プレカット工場から出てくる材を組み立てた、いくつかの設計プランからタイプだけを選ぶような量産住宅でも、最終的なコストはさほど変わりません。

量産住宅の価格には営業マンの人件費や展示場の維持費、広告宣伝費など、直接その家づくりに関わるのではない間接経費が含まれているわけですから、コストが同じであれば、間接経費の分を木材費や大工手間に注げる伝統構法の注文住宅の方が、より質のよい家ができるのです。ご予算に応じたご相談をお受け致しますので是非ご連絡下さい。

綾部孝司は川越生まれの川越育ちです

兼農大工の家なので、家族で田植えや稲刈り、日頃の野菜の収穫は子どもの頃から生活の一部でした。
稲刈り
4人の子どもを地元川越で育て、子供達も地元のお茶会や川越まつりのお囃子に毎年参加しています。
稚児行列

川越蔵の会

蔵の会の会員として、蔵づくりの町並みを未来につなげていけるようなまちづくりに関わっています。伝統構法の性質に合った改修をしてこそ、蔵は本来のよさを発揮します。
蔵

川越アースデイ

川越の立門前で秋に開かれる環境イベント「川越アースデイ」には、毎年木の家ネットの仲間達と出展し、伝統的な木の家づくりの良さを広めています。最近ではエコプロダクツ川越展にも出展しています。
川越アースデイ

Q 工務店だと、設計プランがいまひとつではないかと心配です。

綾部工務店の強みは設計施工であること。代表の綾部孝司は、大学の建築学科を卒業してから数年間は、商業ビルのテナントの設計などをしていました。流行の最先端の設計を手がけていたものの、使い棄てされていくだけの建物を建てる事に疑問を持ち、長いスパンでの木の家づくりを志そうと、住宅主体の設計事務所を経て家業の工務店を継いだのです。大工棟梁として木を活かす設計をするのはもちろんですが、意匠設計も得意です。木をあらわしながらもシンプルな間取り、家族の動線や奥様の台所の細かい要望までちゃんと整理できる、大工棟梁ですのでご安心ください。これまでの実績については、施工例からご覧ください。

綾部孝司のインタビュー記事

いったんは設計の道に進んだ後、実家の工務店で設計施工でやっていこうと決心するまでに至る経緯を、職人がつくる木の家ネットのインタビュー記事で詳しく語っています。こちらからどうぞ

Q 現場には綾部さん自身が来るのですか?

綾部工務店の現場は、綾部孝司と弟子、工務店OBの協力棟梁たちとで、数軒の現場を同時並行しながら動いています。家の大きさや天候等さまざまな条件にもよりますが、一軒の工期はおよそ6ヶ月〜1年ほどです。綾部孝司は統括棟梁として、木配りや墨付けなど家づくりの根幹となる作業を行いながら、すべての現場で工事が滞りなく進むよういくつかの現場を巡回し、夜は設計や見積もりといった事務作業を担当しています。現場は、弟子が担当棟梁として施工しています。若い30代前後の棟梁たちですが、伝統構法への熱意も仕事ぶりも、自信をもってお勧めできるメンバーです。また月ごとに意識や技術向上の為の勉強会を開き自らを磨いております。もちろん、気になることがあればいつでも綾部までご連絡ください。

つくり手

野村 雅也

地道にコツコツやるタイプ。安心して任せられます。二級建築士

蓮実 和典

綾部工務店OBではすみ工務店としてやっています。一級建築士

遠藤 幸成

機転が利くのがいいところ。全体の工程を常によく見ています。二級建築士

伊藤 松太郎

美大でデザインを勉強してから大工になりました。二級建築士 インテリアコーディネイター

今井 裕介

建て主さんへの説明が丁寧。実直で誠実な人柄です。二級建築大工技能士

松村 和俊

素直な礼儀正しい人柄。お茶を入れる間が絶妙です。大学は建築学科卒

Q 新築までは無理。今住んでいる家のリフォームができますか?

在来工法の家を伝統構法でリフォームした例もあります。骨組みは活かし、耐震補強が必要なところだけに手を入れ、内装を無垢材や漆喰塗りで仕上げるだけで、生活環境は抜群によくなります。ぜひご相談ください。

リフォームの例

介護を見据え、今まで2階に住んでいた親世帯が1階に移動した例です。これで「終の住処」として安心して暮らせます。
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雑木の庭にとけこむ家

Q 「床板張りだけ」といった小さな仕事でも頼めるのでしょうか?

「フローリングを無垢の板材にしたい」「水周りの改装をしたい」「建具を木製建具にしたい」「古いブロック塀をセンスよくしたい」「玄関まわりを一新したい」「届かないところの障子を張り替えたい」「雨樋の掃除」などの問合せをいただきます。小規模の工事の場合、遠方ですと職人が出張するための交通費や滞在費もかさみますが、地元であれば材料費と工賃だけでできます。スキマの時間にできるというのは、私どもにとってもメリットです。ぜひお声かけください。

Q モデルルームはありますか?

ハウスメーカーのような展示場はありません。施工中の建物や、すでにお住まいのお宅をご覧いただくことで、私たちが造る家のことをよく分かっていただけます。構造見学会や完成見学会の他、年に数回「木の家ネット・埼玉」でのイベントで模型や施工写真の展示をしています。そのような機会に、綾部工務店の家づくりについて詳しくご説明することができます。

打合せには、綾部工務店に来ていただくこともできますし、こちらからお伺いすることもできます。

木の家ネット・埼玉

「職人がつくる木の家ネット」の埼玉メンバーと、毎月定例会を開催。主に、木の家づくりに関する広報活動を共同で展開しているほか、情報共有、情報交換などを行っています。

Q 施工範囲はありますでしょうか?

基本的には川越より1時間半位を目安に考えておりますが、範囲以外でも対応可能な場合がありますのでご相談下さい。