眺め良い丘の南斜面に建つ2階建ての石場建て住宅です。
もう一つのリビングがこのウッドデッキです。デッキをつくると庭との一体感が生まれます。自然を感じながら一息つける場所です。出し桁にし、軒の出は2mほどあります。
裏山からの眺めです。どこから眺めても木の質感あふれる真壁の家は、これまで日本の風景をつくってきました。そしてこれからも。
石場建ての床下は、季節の風が通り抜けて行きます。小さな生き物達も雨宿りに使いそうです。
縦格子の窓は、外からの視線を遮りながら光と風を取り込むことができます。防犯性の向上など機能を向上させながら美観も整えます。
南東からの光や風を取り込む窓と吹抜けです。美しい田園風景を望める心地よい居場所です。
今は真新しいリビング中央の大黒柱は、日を重ねる毎、磨くほどに風格が増してきます。床は椅子とテーブルの仕様に適した堅木の国産ナラ材を使っています。
LDKの正面にある開放的なキッチンです。手前のカウンターには大容量の食器棚が内蔵されています。自然の木目の美しい地元の椎樫を使っています。
南側には、風を取り込み風景を眺める為の多くの窓があります。室内を明るくするばかりではなく、冬に多くの太陽光を取り込みます。夏場は太陽直射光を遮る庇により、通風と明るさを室内にもたらします。
石場建てにより、裏山から湧き出る水気は床下を通る風によってしっかりと乾かします。
設計
東側からです。この後、全外周には犬走りが廻ります。
足場が取れて、完成迄もう少しです。
骨組みの状態よりも優しい表情となりました。床下の換気はとても良いです。
丘を駆け上がった涼風が床下を通り抜けます。地元の竹を使った小舞は完成し、埼玉の土を使った壁塗りが間もなく始まります。外周部には犬走りを設けます。
尺角欅大黒柱の立つ30畳のリビングです。
屋根工事が本格的に始まっています。桁裄12間のシンプルで広がりを持つ住まいです。
建て方3日目の様子です。欅尺角柱を中心に家の骨格が想像できる様になってきました。
休憩時の一コマ。大黒柱を前に話はつきません。木肌をなでる気持ちが良くわかります。
鴫原さん作、1/20軸組模型です。使う予定の材種の木を使うこだわり様です。
きれいな仕事の模型です。
山梨産の松梁を木づくり中です。辺りには松の香りが立ちこめています。
大黒柱に差さり家の背骨になります。
車庫の屋根を支える8メートルの松梁(スパンは4.5M)は、既に含水率26%まで乾きました。建てるときにはさらに乾燥します。下積みになっているのは、欅の大黒柱と恵比寿柱です。どちらも尺角くらいです。