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2008年1月8日

パブリックコメント

歴史的風土の保存継承に関するパブリックコメント情報が国道交通省のHPにでておりましたのでお知らせいたします。
1/11が期限ですのであまり時間がありませんが、ご意見を上げていただければと存じます。
改正建築基準法で歴史的な建物が保存しにくい状況になっておりますので、ご協力をお願いいたします。
HPより抜粋
 社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会歴史的風土部会歴史的風土の保存・継承小委員会(委員長:越澤 明北海道大学大学院教授)では、古都保存行政の全国展開に向けて、歴史的風致を有する市街地等における、歴史的文化的資産を保存・活用したまちづくり等を推進する具体的な方策について、これまで平成19年7月より4回にわたり検討を進めてきたところです。
 この度、小委員会での審議を踏まえて、歴史的風土の保存・継承小委員会報告(案)がまとまりましたので、広く国民の皆様からの御意見を募集いたします。
http://www.mlit.go.jp/pubcom/07/pubcomt139_.html


・国土交通省に対し、次意見を述べましたのでこちらにも書き記します。日常的に伝統構法の建物が建てやすくならないと歴史的建築物や街並みを維持保存することが難しくなるであろうという内容です。
「  歴史的建築物を保存活用するに当たっては、それらを維持管理していく技術が必要となります。さらに、技術を日常的に使いやすくしやすいような建築基準法関連法の整備や運用が必要になると思われます。平成19年の建築基準法改正は文化財に指定されていない歴史的な一体性を持つ建物を保全活用していく上で、費用的にも時間的にも障害となっている内容が含まれています。技術は使わないでいると陳腐化の一途をたどることとなり、何れ街並みの保守がおぼつかない状態になることは十分に予想できます。
 また、歴史的な街並みに合うようにと表面的なデザインのみ街並み合致させた現代工法の建物を造ってしまう現在の手法は、いずれ歴史的な建物まで維持できない状況をつくりだしてしまうことになると想像できます。歴史的な街並みを維持保存し活用していくためには、表面的な技法で簡易的に修繕(耐震改修含む)や造っていくことを改め、伝統的な技術である伝統構法を主幹に考えていく必要があることをご提案いたします。できることならば地場の職人による維持保全が費用他様々な面で有利であると思われますので、地域に日頃から伝統構法の建物が造りやすい法整備をすることも重要であると考えます。
 永続的に街並みを形成する歴史的建築物などを維持保全活用していくには、住民と一定の技術を持った地場の職人の生きた技術が必要であることも含め、以上の内容の要点を報告書に加筆していただけますようお願い致します。   」