テレビニュースでも報道されましたが、三階建て木造住宅の構造実験が
兵庫県三木市のEディフェンスで行われました。(建築基準法の1.8倍の振動)
実験の映像はこちらです。
正面から
http://www.youtube.com/watch?v=adP5fbAoxV0
裏面から
http://video.fc2.com/content/09.10.27 E-ディフェンス公開実験/20091028cub1DWTK/
平面などの概要はこちらです。
http://www.bosai.go.jp/hyogo/img/dougafile/pdf/20091027.pdf
長期優良住宅の基準として金物補強をより剛強に行った建物の方が壊れてしまった事により、今後の構造設計の基準見直しを考えて行くべきと思います。
木が引きちぎれるほどの金物を使い堅い建物にするのではなく、木造に合った造り方をするべきと感じています。
倒れていない建物(2号棟)は、足元がすでにずれているので研究者サイドから見ると倒壊と見なす様です。
2号棟の方が足元の破壊が早く、1号棟は遅れて倒壊したので、1号棟の方が耐震性が優れているそうです。
研究と実務とは違う物だと感じています。皆さんどちらかに住まなければならない場合どちらを選択されますか?
全国的に伝統構法の建物に現代構法的な補強が盛んに行われておりますが、浮き上がり、ずれて揺れをかわすという、伝統構法建物の特性を認める事の重要性を改めて痛感した映像でした。
2009年11月4日