たとえば、こう暮らす

家は暮らしの器、
いちばん身近な生活環境です。
どんな家に住むかで、
暮らし方も変わっていきます。
四児の母として、綾部智実が自然な暮らしについて書いてます。
2006年4月23日

カラスの巣

先日うちの前に電力会社の車が止まり何やら作業を始めました。子供たちと見ていると電柱にある変圧器にカラスが木の枝で巣をつくり卵が2ヶあったとのこと。家に戻り子供が、「あの卵はどこにいの?」と質問してきたので私も分からず電力会社に電話をしてみました。カスタマーセンターの方はきちんと対応してくださり地域によってまちまちで保護したり、安全な場所に移動させたりするらしいのですが川越では市のお察しもあり害虫駆除扱いで処分されてしまうとの事でした。その話を聞き、ショックでした。翌日うちの周りにカラスの群れが数十羽声を掛け合いながら飛んでいました。きっと卵をみんなで探しに来たんだと思いました。カラスも高くて安全な場所と考え、たまたま電柱の変圧器に卵を産んだんだと思うのです。私もお腹にもうすぐ生まれてくる赤ちゃんがいる身、カラスのお母さんの気持ちが痛い程分かります。人間の一方的なエゴでカラスたちの大事な卵が処分される、自然との共生の時代と言われますがまだまだ現実は・・・。