たとえば、こう暮らす

家は暮らしの器、
いちばん身近な生活環境です。
どんな家に住むかで、
暮らし方も変わっていきます。
四児の母として、綾部智実が自然な暮らしについて書いてます。
2017年6月23日

お風呂が壊れまして

約18年使用していました給湯器が壊れました。リモコン部分にいつもなら表示されている数字が全くなく、出るのは水だけ。寿命でしょう……。メーカーに電話をすると保有部品もないので買え替えるしか選択肢がないとの事。その日は家族で川越の市役所近くにある銭湯旭湯へ。気になっていた銭湯だったので家族でワクワクしながら暖簾をくぐると、あの風景男性、女性は別々の入り口、番台のご主人に「大人4人に子供2人でお願いします!」一度にこんな人数はあまりないようで番台のご主人あたふたと電卓を使って「2080円ね」家族6人だとそんなにするのか~と、家のお風呂をどうするか急いで結論を出さねば…。毎日銭湯は却下です。

さて、女湯には富士山の絵はありませんでしたが、天井が高く、男湯には魚の絵が描いてあるようです。ケロリン桶健在!子供達とくっついて洗っていると、向かいにいたおばあちゃんが、「もう少し離れて洗いなさいよ!おとなりにはねるじゃないの。お湯は熱いから水入れて、こっちがシャワーだから」と高中学生の子供達に教えてくれました。その時は家族だと分からなかったみたいです(笑)よく銭湯は身近な社会勉強が出来ると言われますが、世話好きのおばあちゃんのような方からいろいろ教わって自然にマナーを身につけてゆくのでしょうね。

そうそう最近三重から大工の友人が家に来ていましたが、彼らも旭湯に行っていました。「関東の湯はほんと熱いね!」とその言葉の意味身にしみて分かりました。水温計43度!最初は熱くて湯船に浸かるのは無理かなと思っていましたが、ゆっくりゆっくり体をならしていくと不思議です、体が熱さに慣れて来ました。家に帰って寝るまで体がポカポカして体の芯があったまるを実感しました。家の風呂が壊れたお陰でまたいい経験をさせてもらいました。続く…。2014/6/20