たとえば、こう暮らす

家は暮らしの器、
いちばん身近な生活環境です。
どんな家に住むかで、
暮らし方も変わっていきます。
四児の母として、綾部智実が自然な暮らしについて書いてます。
2014年9月30日

秋を楽しむ 江戸唐紙  

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先日、お施主様、主人、長女と私とで上野にある老舗唐紙問屋の東京松屋さんのショールームを訪ねました。1階から4階までそれぞれの階に唐紙を使ったオブジェの数々、美術館に訪れたかの様でした。そのなかで「パタパタ」という題名のオブジェに会いました。

パタパタは昔懐かしい木製のからくりおもちゃ。簡単に説明すると名刺サイズ位の木板に和紙がテープ状に左右貼ってあり、一番上の板を裏返すとそれにつれて次の板が裏返り一番下までいくあいだにパタパタと音をたてるんです。私が子どもの頃よく遊びました。こちらのオブジェはパタパタと遊ぶおもちゃには見えませんが輪っか模様の唐紙、グラデーションが素敵です。江戸時代は粋な時代と言われていますが、今の平成の時代にも新鮮に映る江戸唐紙。中学生の娘と私、親子でテンションが上がりっ放しでした。この更紗模様帯にしたら素敵だろうななんて想像して楽しんでいました。唐紙は湯島の職人さんが親子でつくり続けているそうです。

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