たとえば、こう暮らす

家は暮らしの器、
いちばん身近な生活環境です。
どんな家に住むかで、
暮らし方も変わっていきます。
四児の母として、綾部智実が自然な暮らしについて書いてます。
2008年8月13日

種を蒔こうよ

残暑が続いております。夏バテされておりませんでしょうか?さて、先月のある日の出来事です。子供たちと買い物に出かけたところ、上のお姉ちゃんが、「モロヘイヤ食べてたい!」と言い出し、「じゃあ買おうか」と言うと、「種を買って蒔いて育てようよ」と。思わずどっきとし、その手をすっかり忘れている自分を恥じ、親バカながら関心してしまいました。暑い日が続いていたので、何日かで発芽し、我が家の食卓に欠かせない野菜になっております。ちなみにどんな料理になるかと言うと、アクアパッツァ日高シェフ直伝の「モロヘイヤのスープ」が多いでしょうか。
作り方は①煮立たせたお湯に、コンソメスープ等の素を入れる②刻んだモロヘイヤの葉を①に入れる。③よくかき混ぜた卵を加え、パルメザンチーズ、塩、コショウで味を整える。さっさっさっと出来る栄養満点なスープ、パルメザンの代わりにとろけるチーズを入れたりしても美味しくできます。
子供たちからは食べる前から「モロヘイヤのスープお代わりある?」と毎回聞かれます。かのクレオパトラも好んで食されたとか、アラビア語で「王様の食べる野菜」という意味だそうです。昔、王様が重い病気にかかり、いろんな薬を試したが治らず、モロヘイヤ入りのスープを飲んだら、回復したという話しが伝えられて、それから病気の特効薬になり、モロヘイヤと命名されたという話です。
食物繊維、カロチン(人参の約1,5倍,ほうれん草の約3.5倍の量)、ビタミンB1、B2、C、ミネラルも豊富で夏場に青菜の種類が少ない中、青菜の女王様といったところでしょうか。あのネバネバ感もたまりませんね。
しかし、欠点もあります。種や実に毒がありますので、種や実を食べたり飲んだりは禁物です。またほうれん草にも含まれているシュウ酸も多く含んでいるいるのでこちらも注意したいですね。私も食べ始めたのはここ何年も前からですが、この毒のことは最近知り、驚きました。若い葉を収穫して、種はしっかり管理したいと思います。そういえばモロヘイヤ様様でしょうか、我が家はみんな元気ですね。08/08/13