木は乾燥していた方が良いと言われ、法律でも含水率が決まっていますが、注意しなければならない点があります。
写真の左側が、KD材といわれる高温乾燥材、左側が天然乾燥材です。
それぞれの特徴はというと、
KD材(高温乾燥材)の特徴
・色がくすんでいる
・内部にヒビがあり、表面には無い
・短時間で乾燥できる
天然乾燥材の特徴
・色がきれい
・表面にヒビがあり、内部には無い
・乾燥に半年〜2年かかる
柄が命の伝統的構法では、内部にヒビが出にくい天然乾燥材が素材として向いています。
次の写真の様にKD材を組んでいたところ内部のヒビが広がり2つに割れてしまいました。
一番下の写真はKD材に長柄をつくったもの、半乾き材で代用しこの材の使用はしませんでしたが、こんな材が流通している事は怖い事だと感じています。隠れた瑕疵に該当しそうです。
皆さんは家をつくられるときどちらを選ばれますか。
2009年6月6日