大工だからできる家

木の家づくりには、木の知識や経験が必要です。
常に木に触れ、木を知り抜く大工棟梁と、
木の性質を活かしきる
家づくりをしませんか?
綾部工務店の大工棟梁、綾部孝司が書いてます。
2007年7月14日

素材を生かす

木には曲がったり、ねじれたりする性質があります。収縮や膨張などの形状変形も木の性質として当然あるわけです。最近の傾向では木は、より乾燥している方が良しとされ、当たり前のように人工乾燥材が使用されているようです。私にとってカラカラのカチンカチンになってしまった木には魅力を感じないばかりか、木の力や良さが生かしきれないことが残念でなりません。反ったり曲がったりする力をうまく組み合わせることが、将来にわたり安定した架構を保持し続ける筈なのに、、。個性を失ってしまった木は、既に木とは呼べないような気がします。木の癖を認め、見極め、うまく活用することが木造建築の木造たる重要な点ではないかと思いますがいかがでしょうか。最近建築基準法が改正となり、益々本来の木造建築が建てにくい状態になってしまっています。伝統や文化をもっと大切にしなければならないという思いが根付いていくことを願いながら、私自身も造り手として出来る限りの努力をして参ります。